当院では、患者さんにとって利便性が高い「院内処方」でお薬をお渡ししています
お薬まで院内で受け取れる安心感。移動や待ち時間の負担が少なく、ご高齢の患者さんにもやさしい仕組みです。そのため、すべての薬を常時取り揃えているわけではなく、当日に在庫がない場合は、取り寄せのうえ、後日お渡しとなることがございます。ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
薬を医療機関の中の薬局で処方し、直接お渡しするのが院内処方、医療機関で処方箋を発行してもらい、
調剤薬局で薬をお渡しするのが院外処方です。 当院では院内処方にてお薬をお渡ししています。
それぞれ、以下のような特性があります
院内処方
薬局に移動する手間や時間が節約でき、会計が一度で済む (利便性が高い)
医療費の自己負担金が少なくて済む (低価格)
診療の内容をすぐ確認できるため、より的確に服薬について説明できる
院外処方
複数の医療機関から処方がある場合は、飲み合わせや重複などをチェックできる
豊富な種類の薬を扱っており、薬の形状(粉・液・軟膏などを混合)や一包化処方を相談できる
二重手間(会計2回、移動2回)になり医療費の自己負担金増加
院内処方と院外処方の費用比較例
糖尿病の診断で、初診、診察検査(HbA1c,血糖値,尿検査)の結果、
内服薬が1種類14日分処方された場合の費用(調剤薬局により費用は変動)
上記表:2023年時の参考負担額
院外処方と院内処方を同時に行うことはできません。
院内在庫がない薬を1種類でも必要とする場合は、一律ですべて院外処方での費用計算になります。
「薬剤情報提供書」として、処方薬記載された紙をお渡ししていますので、保管してください。
診療中に、服薬について説明するようにしています。
後発医薬品使用体制加算を算定しています。ジェネリック(後発品)医薬品の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組みなどを実施しています。現在、一部の医薬品について十分な供給が難しい状況が続いています。当院では、医薬品の供給不足等が発生した場合に、医薬品の処方等の変更等に関して、適切な対応ができる体制を整備しております。なお、状況によっては、患者さんへ投与する薬剤が変更となる可能性がございます。ジェネリック(後発品)医薬品に関しては、医師が「治療効果があり安全である」と判断した薬のみ採用しています。
長期収載品の処方等又は調剤に関する事項:令和6年10月から、医療上の必要がない場合に患者さんの希望で長期収載品(先発医薬品:対象薬品は厚生労働省ホームページ参照)を処方した場合、後発医薬品との差額の一部を選定療養費として、患者さんにご負担いただくことになります。ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。